中小企業経営の夫を持つ「経営者の妻」ならではの
思いやあるあるを詠んだ句をはじめ、
ご家族やご友人からの応援の句など
総計1,937点もの作品をご応募いただきました。
応募作品のなかから、最優秀賞1点、優秀賞3点、
中小企業応援賞10点、佳作15点の、受賞作品29点を紹介します。
<賞品>老舗旅館やラグジュアリーホテルでの宿泊、ディナーなど、夫婦でのひと時を楽しめる体験ギフト
夫の姿を一番身近で見ているからこそ詠めた一句ではないでしょうか。中七音から下五音にかけての言葉の並びにリズムがありとても良いですね。人間味あふれる素敵な社長さんがイメージできました。作者が夫を見守るまなざしの温かさも伝わってきますね。
<賞品>松阪牛ステーキ、カニやふぐなど海の幸、旬のフルーツなど、お好みで選べるカタログギフト
審査委員長賞
すっきりとした言葉選びで完成された作品。とてもすっきりとした句の雰囲気です。自分自身の立ち位置や、やるべきことをしっかりと理解して日々頑張っていらっしゃるご様子が浮かびました。「隣で汗をかき」という表現に多くの思いが込められているように感じます。
つぐのわ賞
この句を見て、「親の背を見て子は育つ」ということわざが頭に浮かびました。ときには仕事ばかりで遊んでくれないといった葛藤や衝突等もあったかと思いますが、小さい頃から「働く父」の背を見てきた子の成長を感じるとともに、暗黙の裡(うち)に仕事や物事に対する姿勢が親子間で継承されていく様子が表現された素晴らしい一句です。
※「つぐのわ賞」では、五・七・五の形式にとらわれず本企画の趣旨によりマッチした作品を選定しています。
女性社長のココトモひろば賞
「本当にこの通り!」。私自身が体験していたことをこんなにもコンパクトに川柳の文字数の中に収めていただいた事に感動いたしました。仕事から解放される時間帯は家の電話を取り外して、携帯電話だけにしてしまおうかと思ってしまいます。経営者の妻が自分の時間をなかなか持てないことが的確に感じ取れた、納得の一句でした。
※「女性社長のココトモひろば」は、夫やご家族の逝去により、突然、事業を継ぐことになった女性経営者のためのコミュニティサイトです。
<賞品>ヨハナス「家でも外でも艶セット(シルクの美髪枕カバー1枚+美顔マスク2枚+美唇シルク2枚)」、
霧の朝「丹波の黒豆と小豆を使ったお菓子・ジャムと野菜ソースのセット」、
フルプロ農園「葉とらずりんごで作った信州りんごジュース2本・りんごバター2個・シードルのセット」からお好みの1セット
<賞品>十勝・芽室の若手豆農家と池田食品のコラボ「かりんとう豆とナッツのセット」
見守って 同じ道行く 娘婿
えいこビッグボス 支える妻が 真のボス
しーしー家額面に 判子が震え 妻が押す
トトちゃん頼みごと 社長のもとへ 伝書妻
3人目の妻分からない 家と職場の 境目が
仕事は人生そのもの合意した 臨時休業 参観日
森野くま繁忙期 今日も会社で ソロキャンプ
あさこ大丈夫 黙ってきくよ 愚痴いびき
がぼりーな皆の前 いつもの癖で "パパ"とつい
晴七家族の日 場面選ばず TELが鳴る
妻は一番の理解者家庭でも 妻を専務と 呼ばないで
さっちゃま帰宅して 顔見りゃわかる 粗利額
おはるさんキメスーツ 脱げば一気に ゆるキャラ化
ミルファ家庭では 妻が社長で うまくいく
ひかる資金繰り 妻は社と家 二刀流
よこちゃん婆総評川柳作家 やすみりえ 氏
「夫が社長」妻のつぶやき川柳という企画、どのような作品が集まるのか大変楽しみにしていました。と言うのも“つぶやき”とは飾らない気持ちが表れた言葉なのですから川柳にぴったりだと思ったのです。川柳は「人間を詠む文芸」と呼ばれ、江戸時代から脈々とさまざまな立場の人々の、さまざまな思いが表現されてきています。それらの中には家族や大切な人への気持ちが多く詠まれています。今回、皆さまから寄せていただいた川柳も夫への思いやご自分のことを飾らずに詠んで下さっていた印象です。
実は私の実家も会社経営をしていましたので、母や祖母の日ごろの姿と重なる川柳も多く、思わず共感!の一句を多く見受けました。惜しくも入選外となってしまった作品にも拍手を送りたいと思います。
中小企業経営の夫を持つ「経営者の妻」の方々には、
ならではの楽しさや大変さがある。
でも、同じ立場の人と話したり、知り合ったりできる場は多くありません。
だからこそ、気持ちを共有できる場をつくりたい。
そんな思いからスタートしたのが、この「夫が社長」妻のつぶやき川柳です。
経営者の妻として暮らす日々の思いやあるあるをしたためた川柳をはじめ、
ご家族やご友人からの応援の一句、夫の事業を承継した妻の方からの一句を募集しました。
審査員
川柳作家 やすみりえ 氏 大学卒業後、本格的に川柳の道へ。抒情的川柳を提唱し、恋を詠んだ作品が幅広い世代から支持を得て現在に至る。多数の公募川柳の選者・監修をつとめるかたわら、各地でワークショップを開催するなど川柳の魅力を様々なメディアで発信。テレビ・ラジオ出演も多数。句集に「召しませ、川柳」(新葉館出版)、監修・共著「俳句・川柳・短歌の教科書」(つちや書店)など多数。全日本川柳協会会員。日本文藝家協会会員。令和3年度文化庁長官表彰。
伊勢田 篤史 氏(「経営者の妻のための情報サイト つぐのわ」監修) 一般社団法人 緊急事業承継監査協会 代表理事。弁護士・公認会計士。2014年弁護士登録。弁護士・公認会計士の枠にとらわれずに、相続や事業承継分野で活動中。近著に、「緊急事業承継ガイドブック『社長が突然死んだら?』」(税務経理協会)、「デジタル遺品の探しかた・しまいかた、残しかた+隠しかた」(日本加除出版)。
有限会社 古田商会 代表取締役 古田 千賀子 氏(「女性社長のココトモひろば」アドバイザー) 岐阜県岐阜市の長良川北部に位置する有限会社古田商会 代表取締役。創業者である夫が1980年に事務用品の販売会社、古田商会を開業時より、総務・経理全般の仕事を務める。2016年、夫の逝去により事業を承継。また2020年1月より、「女性社長のココトモひろば」アドバイザーとして、突然の事業承継に悩む女性経営者に寄り添う活動も続けている。
エヌエヌ生命は、経営者の妻ならではのお悩みに寄り添います。
「旦那さんが社長でいいなあ」と言われる。
たしかに、夫が経営者だと良いこともある。
でも、収入が不安定、平日と休日の境がない、先のことが想像しづらい…など、
経営者の妻だからこそ思うところも、実はたくさんある。
同じ立場の人の考えを聞いたり、気持ちを共有できたらと感じることもある。
思えば、経営者の悩みに応えるサービスや場はたくさんあっても、
「経営者の妻」に向けたものはない。
私たちは、中小企業を取り巻く方々の思いを知るなかで、
経営者の妻が置かれているそんな状況を知りました。
エヌエヌ生命は、中小企業サポーター。
だからこそ、経営者の妻の方々に向き合い、
困ったときにいつでも助けられる存在になりたいと考えました。
すべての経営者の妻の、今日と未来がもっと明るくなるように。
つぐのわは、あなたのために何ができるかを考え続け、形にしていくと約束します。
「つぐのわ」に登録する
「つぐのわ」への登録特典(無料)として、夫の万一の時に経営者の妻がやるべきことをまとめた「万一のマニュアル」、
今あてはまること・これからできそうなことをチェックできる「承継チェックリスト」、
みなさんがお持ちの疑問に回答する「妻のみなさんの質問箱」の3つをご用意しております。
- SNSで共有する